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2月26日にカリフォルニア州にあるシニア向け施設で、意識消失した87歳の女性にCPRを施すことを拒否、その女性は搬送された病院で死亡したという出来事がおこった。救急車を呼んだ際にCPRを行うように施設の看護師が懇願されたが、それを拒否、CPRを施す事ができる人材を探すように求められもしたが、いなかったため、救急隊が来るまでの7分16秒、この女性を見守るだけだった。

この出来事で注目されたことは、看護師なのにどうしてCPRを拒んだかということになるのですが、この施設のプロトコールではこのような事態が起こった場合、従業員はCPRを施すことを禁止されており、適任者を呼び(この場合は救急隊)、その人を待つ事とされていたようです。待っていた時間は7分16秒、その間に、救急受け付けから再三CPRの施行の懇願と、それができる人材を探すことを要求されたのですが、救急隊員を待つしか方法はなかったようです。

なぜ、看護師がCPRを行わなかったのか?施設のプロトコールにはなかった。この施設では従事者のCPR施行が禁じられていた。 87歳という年齢では、時にCPRが非常に危険な状態を招く恐れも考えられる。亡くなるときは自然にという意向があった。 家族も訴訟とかは起こしていない。 等々、いろいろな事が表面化してきていますが、ABCテレビ局に寄せられているコメントには、大半がこの施設はポリシーを変えるべきだという意向が強いように感じました。

ちなみに州によってはCPRは看護師が職務につくときは必ずと言っていいほど、受けなければならないトレーニングであり、医療従事者にかかわらず、教職、高校生等、幅広く受けるよう促されているものです。ときどき、CPRで一命をとりとめたというニュースが流れてきますが、CPRを行った人達は医療従事者ではない場合が多く、高校生とかが実際に行って、効果がでています。

日本ではCPRのトレーニングがどんな職種に義務づけられているのかわかりませんが、誰しもができたほうが、心強いです。それと、自分が働く病院、施設、会社がどんなポリシーを持っているのか、考えておきたいものです。

 日本でも高齢者が増えるにしたがって、いろんな施設がたくさんできています。それと独居で居宅サービスを受けながら生活していられる方もたくさんいます。それらの方を支えている職業に携わっている人たちは頭のどこかにこういう事態に備える準備をしておかなければなりませんね。